リーダーシップとはなにか?リーダーシップに求められる要素や具体例を簡単に解説

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リーダーシップとはなにか?リーダーシップに求められる要素や具体例を簡単に解説

目次

企業としての組織をまとめるには、リーダーシップを持った人物が必要です。

トップの人物にリーダーシップが欠如していると、従業員の不満を招いたり、組織がうまく機能しなかったりする恐れがあります。

リーダーシップを持つ人物とは、どのような特徴があるのでしょうか。リーダーシップに求められる要素や具体例を簡単に解説します。

リーダーシップとはなにか?

リーダーシップ(Leadership)とは、「指導力」や「統率力」といった意味があります。

具体的には、目標達成のためにビジョンを示したり、部下のモチベーションを維持したりすることです。

上記のように、組織におけるメンバーの模範となり、チーム全体に良い影響を与える人物を指します。

従業員が同じ方向を向いて事業を進められるように、経営者やチームの責任者のリーダーシップが求められるのです。

リーダーシップの種類

ドイツの心理学者クルト・レヴィン博士は、リーダーシップのタイプを下記の3つに分類しました。

  • 専制型
  • 民主型
  • 放任型

それぞれのリーダーシップの特徴や、組織でどのような役割が求められるのかを紹介します。

専制型リーダーシップ

専制型リーダーシップとは、組織の意思決定や行動などをリーダーが管理することです。

基本的に、部下はリーダーの指示を待つことが多く、リーダーの指示通りに行動し、成果の獲得を目指します。

たとえば、創業したばかりのスタートアップ企業や、少人数の企業などのリーダーに該当します。

民主型リーダーシップ

民主型リーダーシップとは、組織の意思決定や方針を、リーダー主体となってチーム全体で決めることです。

リーダーは、従業員であるメンバーにアドバイスを行う一方で、最終的な決定はメンバーに任せます。

また、一人ひとりが考えながら行動することで、メンバーの成長も促せます。

組織全体のコミュニケーションも活性化し、団結力の向上にもつながります。

放任型リーダーシップ

放任型リーダーシップとは、組織の意思決定や行動に対して、リーダーが一切関与しないスタイルです。

リーダーは、すべての行動をメンバーに任せ、チームとしての成熟を期待します。

とはいえ、放任型のリーダーシップは、コミュニケーションが進まず、チームとしての目標を達成できない危険性に気をつけなければなりません。

専制型、民主型も適切に活用し、より良い方向にチームを進める必要があります。

リーダーシップに求められる要素の具体例

リーダーシップを養うためには、どのような要素を身に付けることが必要なのでしょうか。

リーダーシップに求められる3つの要素を具体的に解説します。

組織の模範である

リーダーシップに求められる1つ目の要素は、組織の模範となることです。

メンバーに働きかけるだけでなく、リーダー自身が模範となって、正しい方向に進めるようにします。

また、各メンバーが行動に移す前に、組織全体に向けて手本を示すことも忘れてはいけません。

仕事に対する姿勢、日常的な勤務態度、顧客への対応方法など、あらゆる面を手本として示す必要があります。

適切な評価を下す

次に、組織に属するメンバーを適切に評価することです。

部下の能力や仕事の成果を客観的に評価し、すべてのメンバーが納得できるようにします。

とくに、マイナスな評価を下すときには、適切にフォローアップし、次の成果に結び付けられるような指導も重要です。

従業員が継続して力を発揮できるように、進捗状況の報告や、コミュニケーションも欠かさないようにしましょう。

具体的に説明をする

リーダーシップを養うためには、具体性の高い説明力も必要です。

行動の方向性や方針を提示するだけでなく、メンバー全員が理解できるように、説明しなければなりません。

仮に、説明が曖昧になると、リーダーとメンバーの間に誤解が生じ、成果を出せない可能性があります。

不明点や疑問点を解決できるように、メンバーからも積極的に質問を受け付けることが大切です。

リーダーシップを備えている人物のイメージ

リーダーシップを発揮するためにも、上記で解説した3つの要素を身に付け、リーダーとして成長しなければなりません。

そこで、リーダーシップを持つ人物の特徴を把握し、理想的なリーダーになれるようにしましょう。

メンバーのことを考えられる人物

リーダーシップを持つ理想的なリーダーは、メンバーのことを考えられる人物です。

具体的には、メンバーが成果を出せるように、一緒に目標を設定したり、成果を出すまでの筋道を考えたりすることが求められます。

とくに、成果を思うように出せず、仕事に悩んでいるメンバーに寄り添うことが大切です。

固定観念にとらわれないアイデアや、リーダーの経験などを伝え、メンバーの能力を発揮できるようにしましょう。

行動力や決断力を持っている人物

組織が成功に向けて前進するためには、行動力や決断力を持ったリーダーが必要です。

指揮を取るリーダーが迷っている状態が続くと、計画通りに事業が進まなくなったり、スケジュールよりも遅れたりする可能性があります。

リーダーが行動力や決断力を備えることで、メンバーへの指示も円滑になり、競争力の向上につながります。

優秀な経営者を参考にするほか、日常的に行動力と決断力を養う機会を自身に課し、組織に還元できるようにしましょう。

コミュニケーションスキルに長けている人物

リーダーシップを持つ人物になるためには、高いコミュニケーションスキルが必要不可欠です。

仕事の悩みや仕事の進め方など、メンバーからの話を積極的に聞いてあげるようにします。

ここで大切なのは、メンバーの話を聞いた上で、リーダーの考えを適切に伝えることです。

メンバーの成長を促すためにも、リーダーからアドバイスを送り、有意義なコミュニケーション機会を作り出しましょう。

リーダーシップにはコミュニケーションも大切

チーム全体のモチベーションや組織力の向上には、リーダーシップを持った人物が求められます。

本記事で解説した3つのリーダーシップの種類や、リーダーシップに求められる要素を身につけることで、組織を背負うリーダーへと成長できます。

また、リーダーシップを持つ理想的な人物は、従業員とのコミュニケーションも積極的に行う必要があります。

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