ウェルビーイング(well-being)とは?意味や幸福度の指標、メリットを解説

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目次

労働者の健康およびワークライフバランスを考える定義のなかに、「ウェルビーイング」という概念があります。

従業員が最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えることは、企業の生産性や効率性を高めるためにも欠かせません。

ウェルビーイングが注目される背景や意味について解説していきます。

ウェルビーイング(well-being)とは

ウェルビーイングは、「幸福」と翻訳されることが多い言葉で、心身が健康な状態であることを意味します。

健康とは身体の健康だけではなく、精神的な健康の意味ももち、「肉体的にも、精神的にも、社会的にも全てが満たされた状態にあること」を指します。

もともとは社会福祉分野の専門用語でしたが、最近では働き方改革の影響などもあり、ビジネスの場でも活用されるようになってきました。

身体的・精神的・社会的すべてにおいて「健康」「幸福」である状態を示す言葉が、ウェルビーイングとなるのです。

 

幸福度を測る「PERMAの法則」

ウェルビーイングに基づく幸福度を測る心理検査を「PERMAの法則」と呼びます。

「PERMAの法則」は、心理学者マーティン・セリグマンが提唱したもので、持続的に心身ともに健康である状態は、5つの要素で構成されているとしました。

要素 内容
Positive Emotion 嬉しい、楽しい、感動などのポジティブな感情を持っている状態
Engagement 時間を忘れて没頭、没入している状態
Relationship 誰かを援助したり、援助されたり豊かな人間関係を築いている状態
Meaning 人生の意味や定義を自覚している状態
Accomplishment 何かを達成する、やり遂げることに充実感を得ている状態

ウェルビーイングに基づいたポジティブ心理のカウンセリング講座では、PERMAの法則をもとにした、ゲームやワークショップをおこなうこともあります。

ウェルビーイング(well-being)が注目される背景

近年、ウェルビーイングに注目が集まっていますが、注目される背景には何があるのでしょうか。

 

健康意識の高まり

ライフスタイルや食生活の変化により、健康問題がより重要視されるようになりました。

また、近年では新型コロナウィルス感染症の拡大により、健康意識が高まる傾向にあります。

 

働き方の多様化

働き方改革が進み、多様な働き方が浸透するなかで、テレワークの導入やフレックスタイム制の導入などが一般的になり、個々人のライフスタイルに合わせた働き方が、より注目されるようになりました。

従業員が余暇を充実させつつ、「ワークライフバランス」を保てる働き方は、各企業が模索しており、ウェルビーイングが注目される背景のひとつとなりました。

>多様な働き方とは?に関する記事はこちら

 

SDGsの意識の高まり

持続可能な開発目標としてSDGsが注目されているなか、目標に「GOOD HEALTH AND WELL-BEING」が掲げられたことも、ウェルビーイングが注目されるようになった理由のひとつです。

2030年までに持続可能なより良い世界を目指すための国際目標として、全部で17の目標が掲げられています。

ウェルビーイングの考え方のもと、全ての人が健康を守り、働くことができるということは、今や世界的な命題になってきていることが分かります。

>SDGs(持続可能な開発目標)とは?に関する記事はこちら

 

働き方改革の影響

残業時間の制限や、同一労働同一賃金適用などの働き方改革により、従業員が働きやすい環境が整備されるようになりました。

このような働き方改革が推進されるなかで、働く人が精神的な不調やストレスを抱えずに、健康的に働けることについて考える、ウェルビーイングがより注目されるようになりました。

今後もより良い働き方を取り入れるために、ウェルビーイングは欠かせない考え方になるでしょう。

>働き方改革とは?に関する記事はこちら

企業がウェルビーイングを取り入れるメリット

社会全体としてウェルビーイングの考え方は浸透しつつありますが、企業としてウェルビーイングを取り入れることにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

企業がウェルビーイングを取り入れることのメリットについて、具体的に見ていきましょう。

 

離職率の低下

ウェルビーイングを取り入れ、多様な働き方を受容することで、離職率の低下を見込むことができます。

個々人が自分に合った働き方に注目するようになった影響で、企業の勤務形態や働き方についても重要視されるようになりました。

個々人が自分の働き方を選択でき、心身ともに健康に働くことができることは、離職率の低下にもつながります。

また、ウェルビーイングに積極的な企業であることは、ブランドイメージの向上にもつながり、優秀な人材が確保しやすくなるメリットもあります。

 

健康経営の推進

ウェルビーイングを意識することは、「健康経営」の推進にも寄与します。

従業員が健康的に労働に従事できる環境を用意することで、企業としての生産性を高めることができます。

従業員が心身ともに健康に働くことを経営課題として捉える企業は、社会にも注目されやすい傾向にあります。

>健康経営とは?に関する記事はこちら

 

生産性向上

企業としてウェルビーイングを取り入れることで、従業員の心身が安定し、意欲的に業務に取り組めるようになるというメリットもあります。

個々人のパフォーマンスが最大化することで、組織全体の生産性向上の効果が期待できるため、定期的に従業員の心身面の健康状態を把握することが大切です。

ウェルビーイングビジネスとは

心身ともに健康な状態を保つことは重要ですが、それに加えて社会的にも健康に過ごせる会社を目指すことを、「ウェルビーイングビジネス」といいます。

ウェルビーイングビジネスの種類と内容について具体的に解説します。

 

Career well-being(キャリア ウェルビーイング)

仕事はもちろん、私生活で取り組むボランティア活動や、家事や学習なども「キャリア」という言葉には含まれます。

こうしたキャリア構築のなかの幸福のことをCareer well-being(キャリア ウェルビーイング)と呼びます。

自分の理想に沿ったキャリアを形成しながら、満足のいく一日を過ごすという意味では、ワークライフバランスを保つことと似ています。

 

Social well-being(ソーシャル ウェルビーイング)

人間関係に対する幸福のことを、Social well-being(ソーシャル ウェルビーイング)と呼びます。

信頼できる相手や心を許せる相手、相談ができる相手がいるかということが、Social well-being(ソーシャル ウェルビーイング)のポイントになります。

企業のなかだと、上司や部下との関係性もSocial well-being(ソーシャル ウェルビーイング)に関わってきます。

>部下とのコミュニケーションの重要性に関する記事はこちら

 

Financial well-being(フィナンシャル ウェルビーイング)

経済的な幸福をFinancial well-being(フィナンシャル ウェルビーイング)と呼びます。

納得のいく報酬が得られているかという基準のみに限らず、個々人の資産管理状況なども該当します。

収入支出を把握し、資産管理ができることで、はじめて経済的に幸福感が保てる状況になるのです。

 

Physical well-being(フィジカル ウェルビーイング)

身体的な幸福のことをPhysical well-being(フィジカル ウェルビーイング)と呼びます。

心身の健康が維持でき、日々活発に行動できるかがひとつの基準となります。

また、身体の健康維持は精神の健康にも関与します。

身体が健康であることで、モチベーション高く過ごすことができるため、心と身体の関わりは切り離すことができません。

 

Community well-being(コミュニティ ウェルビーイング)

周囲のコミュニティとの幸福をCommunity well-being(コミュニティ ウェルビーイング)と呼びます。

コミュニティには家族や友人、職場や学校などさまざまなものがあげられます。

ビジネスひとつを取ってみても、企業全体や部署、取引先などのさまざまなコミュニティがあるでしょう。

デジタルウェルビーイングとは

デジタルデバイスやテクノロジーに関するウェルビーイングのことを、デジタルウェルビーイングと呼びます。

2018年にできたばかりの言葉で、デジタルデバイスと適切な距離を取り、適切に使用することで、心身ともに健康であることを示す言葉です。

身近なものではスマートフォンの使いすぎなどがあげられ、ビジネスに限らずプライベートな空間で大人から子供までが直面する問題となっています。

デジタルに費やす時間の見直しは、実生活に費やす時間とのバランスを見直すことにもつながるため、重要な問題となっています。

ウェルビーイングを意識した働き方を推進しよう

ウェルビーイングを意識した働き方を取り入れることは、企業の生産性や業績の向上にも関わります。

企業の持続的な成長のためには、オフィス環境の改善や、働き方の見直しなど、従業員が健康的に働ける環境をつくることが重要です。

従業員がモチベーション高く、最大限に仕事のパフォーマンスを発揮できるように、「ウェルビーイング」を念頭に置いた働き方を推進していきましょう。

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Chatworkの中の人です。お役立ちコラムの編集者として、ワークスタイルの変化に伴うコミュニケーションと組織のあり方など発信していきます。

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