新年の挨拶メールの書き方とは?【文例付き】で上司や取引先へ送る際のマナーや注意点を解説

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新年の挨拶メールの書き方とは?【文例付き】で上司や取引先へ送る際のマナーや注意点を解説

目次

新年の挨拶をするために、取引先や上司に新年・年始の挨拶メールを送る人は多いのではないでしょうか。

新年の挨拶メールは、相手との良好な関係を築くために重要な役割を果たしますが、基本的なマナーを守れていないと、相手に不快な印象を与えてしまう可能性があります。

知っている内容も多いと思いますが、改めて新年の挨拶メールのマナーや注意点を確認し、良好な関係構築の後押しとなるメール作成を進めていきましょう。

取引先や上司、同僚など、相手別の文例も紹介しているので、ぜひメールを作成する際の参考としてみてください。

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>ビジネスチャット「Chatwork」とは?

新年の挨拶メールを送る理由とは

新年・年始の挨拶メールは、新年を迎えた際の挨拶回りや年賀状の代わりとして送るのが一般的です。

そもそも新年の挨拶は、年明けを無事に迎えられたことを祝い、昨年お世話になったことへの感謝を伝えるためにするものです。

お世話になった取引先や上司、同僚などに送ることで、関係性の構築にもつながるため、忘れずに送るようにしましょう。

年賀状や対面での挨拶を、メールに替えることで、送る側と受け取る側の双方に、以下のようなメリットがあります。

  • 場所を選ばずに挨拶ができる
  • 対面での挨拶に比べて時間の制約が少ない
  • 年賀状にかかる経費の削減になる
  • 年賀状に比べて作成にかかる時間や労力が少ない

近年では、上記のメリットを重要視し、新年・年始の挨拶をメールでおこなう企業が増えています。

円滑な関係構築が進められるように、新年の挨拶メールを送る際のマナーや注意点を確認していきましょう。

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新年の挨拶メールを送るときのマナー

新年の挨拶メールには、送るタイミングや適切な表現、送り方など、知っておくべき基本的なマナーが存在します。

誤った知識で作成したり送ったりすると、失礼な印象を与えてしまう可能性もあるため、改めて正しいマナーを確認し、気持ちの伝わるメールを作成するようにしましょう。

新年の挨拶メールでおさえておきたいマナーを、6つ解説します。

  • 松の内(1月7日)までに送る
  • 相手別に適切な賀詞を使う
  • 年賀状には年賀状で返す
  • 喪中の場合は寒中見舞いを送る
  • 業務連絡とまとめない
  • わかりやすい件名にする

新年・年始の挨拶メールを送る際のマナーをみていきましょう。

新年・年始のメールは松の内(1月7日)までに送る

新年・年始のメールを送るのに適切な期間は、新年の営業開始日から松の内と呼ばれる1月7日までです。

また、新年の挨拶の定番である「あけましておめでとうございます」というフレーズも、使えるのは1月7日までに限られます。

松の内を過ぎてから新年・年始の挨拶メールを送ると、失礼ととらえられ、相手の心証を損なう可能性もあるため、必ず松の内までに挨拶を済ませるようにしましょう。

なお、早いタイミングで挨拶を済ませておくと、相手を大切に思っていることが伝わりやすくなるため、関係性の深い相手には営業開始日から間を置かずに送るのがおすすめです。

相手に合わせて賀詞を使いわける

新年・年始の挨拶メールでは、新年を祝う言葉である「賀詞」をいれるのがマナーです。

賀詞は、使う相手によって適切なものが異なるため、メールを送る相手によって使いわけるようにしましょう。

上司や取引先に向けてのメールには、以下に挙げる賀詞の使用が適切です。

  • 謹賀新春
  • 謹賀新年
  • 恭賀新春
  • 恭賀新年
  • 新春来福

メールの場合は、「謹んで新春のお慶びを申しあげます」などの言葉を使い、賀詞を用いずに祝いの言葉を伝えることも可能です。

年賀状には年賀状で返す

年賀状をもらった場合は、お返しも年賀状でするのがマナーです。

取引先や上司によっては、年賀状で新年の挨拶をする人もいます。

この場合は、年賀状にメールで挨拶を返してしまうと失礼になるため、年賀状には年賀状でお返しするようにしましょう。

喪中の場合は寒中見舞いを送る

喪中の年に年賀状や新年・年始の挨拶メールをもらった場合は、寒中見舞いを返すのがマナーです。

寒中見舞いを送る時期は、新年の挨拶とは異なり、松の内を過ぎた1月8日からが適切です。

寒中見舞いを送る期間は、1月8日から2月4日までがよいとされていますが、新年・年始の挨拶メールと同じく、遅くなるほど適当に扱っている印象を与えてしまうため、寒中見舞いもできるだけ早く送るようにしましょう。

>【文例付き】寒中見舞いの書き方とは?に関する記事はこちら

業務連絡とまとめて送らない

挨拶メールのやりとりでは、1通のメールにおいて伝えたい用件を1件にするのがマナーです。

そのため、新年・年始の挨拶メールを送るときは、本文を新年の挨拶のみにして、業務連絡のメールとあわせて送らないようにしましょう。

内容がわかりやすい件名にする

メールの件名は、メールの内容が一目で判別できるようにすることもマナーです。

人によっては、新年・年始の挨拶メールが大量に届くこともあるため、「新年のご挨拶(△△株式会社△△部○○より)」のように、件名に用件と差出人を記載すると、親切でしょう。

迷惑メールとの区別もつきやすくなり、誤って未読になるのを防ぐこともできます。

新年の挨拶メールを送るときの注意点

次に、新年の挨拶メールを送るときの注意点を解説します。

年賀状や対面、メールなどの方法に関わらず、円滑なコミュニケーションを実現するためには、挨拶におけるマナーは守るべきです。

改めて、新年の挨拶メールにおける注意点を確認していきましょう。

  • 松の内を過ぎたら「寒中見舞い」を送る
  • 「迎春」や「賀正」は目上の人に使わない
  • 忌み言葉は使わない
  • 意味が重複する言葉は避ける
  • 一斉送信は避ける
  • 機種依存文字は使わない

6つの注意点を、それぞれ詳しく解説します。

松の内を過ぎたら「寒中見舞い」を送る

新年・年始の挨拶メールを、松の内(1月7日)までに送れないこともあるでしょう。

適切な期間内に送れなかった場合は、新年・年始の挨拶をするのではなく、相手の体調を気遣う寒中見舞いのメールを送るようにしましょう。

寒中見舞いは前述の喪中の場合だけでなく、松の内までに新年・年始の挨拶ができなかった場合でも送れます。

なお、期間内に新年・年始の挨拶をし損ねた場合は、寒中見舞いで挨拶が遅くなったことを詫びる一言をいれるのがポイントです。

「迎春」や「賀正」は目上の人に使わない

前述したとおり、賀詞は使う相手によって適切なものが異なります。

「寿」や「迎春」「賀正」などは、馴染みのある言葉であるため、新年の挨拶に使う人も多いですが、1文字または2文字の賀詞には、相手を敬う気持ちが含まれないため、目上の人に使う言葉として不適切です。

目上の人に対して新年のお祝いの言葉を伝える場合は、「謹賀新年」や「恭賀迎春」など、4文字の賀詞を使うようにしましょう。

忌み言葉は使わない

新年の挨拶には、忌み言葉を使わないようにしましょう。

新年の挨拶に不適切な忌み言葉の例は、以下のとおりです。

  • 去る
  • 失う
  • 絶える
  • 滅びる
  • 衰える
  • 枯れる

忌み言葉を含む表現は、言い換えるなどの注意をしながら、言葉を選ぶようにしましょう。

とくに「去る」が含まれた「去年」を、新年の挨拶に使ってしまう人が多いですが、「去年」は忌み言葉にあたるため、不適切な表現です。

「去年」と伝えたい場合は、「昨年」や「旧年」などの表現を選ぶようにしましょう。

意味が重複する言葉は使わない

新年の挨拶で使われる言葉のなかには、同じ意味をもつ言葉も多いため、重複して使わないように注意しましょう。

たとえば、「謹賀新年」と「あけましておめでとう」、「1月1日」と「元旦」などが、意味が重複する言葉の例としてあげられます。

何気なく使ってしまっているケースもあるため、改めて言葉の意味を意識してメールを作成するようにしましょう。

一斉送信で送らず個人宛に送る

新年の挨拶メールは、一斉送信ではなく、個人宛に送ることがマナーです。

一斉送信にしてしまうと、内容が汎用的になってしまい、手間を惜しんだと思われてしまう可能性があります。

また、メールは、文字のみのやりとりのため、汎用的な内容の場合、事務的な印象や冷たい印象を与えてしまう可能性も考えられます。

気持ちをこめて、旧年の感謝と新年の挨拶をするためにも、新年の挨拶メールの一斉送信は避けましょう。

また、メールの一斉送信は、メールアドレスなどの個人情報の漏洩リスクも高まるため、避けるべきです。

他者のメールアドレスを入手できる状況は、セキュリティの保持を怠っていることになり、自身や企業が信用問題に問われる可能性があります。

手間を削減したいときは、一斉配信サービスなどを活用し、個人に宛てて送るようにしましょう。

>一斉送信のマナーや注意点に関する記事はこちら

機種依存文字は使わない

機種依存文字は文字化けの原因になり、うけとった相手のメール閲覧環境によっては、メールの内容を正しく読めなくなってしまう可能性があります。

絵文字・顔文字・特殊記号などの使用は避け、相手がメールを読む環境に関係なく、読めるメールを作成するようにしましょう。

新年の挨拶メールに使える定型文・フレーズ

好印象を与える新年の挨拶メールを送りたい人は、新年の挨拶メールに使える定型文をおさえておくと便利です。

それぞれのフレーズの意味を理解して、相手に寄り添った新年の挨拶メールを作成していきましょう。

新年を祝う言葉

新年を祝う挨拶の定型文の代表例は、以下のとおりです。

  • 謹んで新春のお慶びを申しあげます
  • 謹んで新春をお祝い申しあげます
  • 謹んで新春の祝詞を申しあげます
  • 謹んで年頭のご挨拶を申しあげます
  • 謹んで新春の御祝詞を申しあげます

上記の定型文は、「あけましておめでとうございます」に、敬意の意味を込めた言葉になるため、目上の相手に対しても、問題なく使うことができます。

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昨年の感謝を伝える言葉

昨年の感謝を伝えたい場合は、以下の定型文を活用しましょう。

  • 旧年中(昨年中)は大変お世話になりました
  • 旧年中(昨年中)は大変お世話になり、誠にありがとうございました
  • 旧年中(昨年中)は格別のご厚誼を預かり、誠にありがとうございました
  • 旧年中(昨年中)は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申しあげます
  • 旧年中(昨年中)は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申しあげます

「ご厚誼(ごこうぎ)」には、「お付き合い」、お引き立てには「ひいき」や「心配り」、ご愛顧には「ひいき」や「目をかける」という意味があるため、それぞれ相手との関係性にあった言葉を選びましょう。

なお「旧年中」と「昨年中」は、どちらも「去年」を意味する表現のため、どちらを選んでも大きな違いはありません。

「旧年」は、「新年」と対になる言葉のため、新年の挨拶をする際に使いやすいでしょう。

結びの言葉

以下は結びの言葉の定型文です。

  • 本年もどうぞよろしくお願いいたします
  • 本年も何とぞよろしくお願いいたします
  • 本年のご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします
  • 本年も変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申しあげます
  • 本年もご厚誼のほど、よろしくお願い申しあげます

「今後もお付き合いをお願いします」という思いを丁寧に伝えたい場合は、「ご愛顧」や「ご厚誼」を選ぶとよいでしょう。

>「ご指導ご鞭撻」の意味と使い方に関する記事はこちら

取引先(社外)への新年の挨拶メールの書き方・文例

ここまで新年の挨拶メールに活用できる定型文を紹介してきましたが、ここからはメールの構成についてみていきましょう。

取引先に送る新年・年始の挨拶メールは、以下の基本構成をもとに作成することができます。

(1)件名
(2)宛名
(3)新年の挨拶
(4)名乗り
(5)昨年の感謝を伝える言葉
(6)結びの言葉

関係が深い相手には、(5)と(6)の間に具体的なエピソードをいれることで、より気持ちを伝えることができるでしょう。

上記の基本構成をもとに、文例をみていきましょう。

取引先に送る基本の新年・年始メールの文例

上記の基本構成を元にした、取引先に送る基本的な新年・年始メールの文例です。

この文例では、年始の挨拶と昨年の御礼にくわえ、今後も良好な関係を築きたいと思っていることを、簡潔に伝えることができます。

(1)件名 新年のご挨拶(▲▲株式会社▲▲部●●より)
(2)宛名 株式会社○○ ○○部 ○○様
(3)新年の挨拶 謹んで新春のお慶びを申しあげます。
(4)名乗り ▲▲株式会社▲▲部の●●です。
(5)昨年の感謝を伝える言葉 旧年中は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申しあげます。
(6)結びの言葉 メールにて恐縮ですが、年始の御挨拶とさせていただきます。
本年も変わらぬご愛顧のほど、何とぞよろしくお願い申しあげます。

令和xx年 元旦  

未来への展望を入れる新年・年始メールの文例

上記の基本の構成に、今後の展望を加えた新年・年始メールの文例です。

未来への展望をいれることで、積極性を伝えることができるため、今後も積極的に付きあいたい相手へのメールに活用しましょう。

(1)件名 新年のご挨拶(▲▲株式会社▲▲部●●より)
(2)宛名 株式会社○○ ○○部 ○○様
(3)新年の挨拶 謹んで新春のお慶びを申しあげます。
(4)名乗り ▲▲株式会社▲▲部●●です。
(5)昨年の感謝を伝える言葉 旧年中は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申しあげます。
本年もよりいっそうのサービス向上に努め、皆様に安心のサービスをご提供できるよう、業務に邁進する所存です。
(6)結びの言葉 メールにて恐縮ですが、以上をもって年始の御挨拶とさせていただきます。
本年も変わらぬご愛顧のほど、何とぞよろしくお願い申しあげます。

令和xx年 元旦  

具体的なエピソードを入れる新年・年始メールの文例

以下は、基本の構成に、具体的なエピソードをいれた新年・年始メールの文例です。

相手との具体的なエピソードをいれることで、事務感が薄れて、相手の心に届きやすい挨拶にすることができます。

今後も良好な関係を築きながら、付き合っていきたい人に向けたメールとして適しています。

(1)件名 新年のご挨拶(▲▲株式会社▲▲部●●より)
(2)宛名 株式会社○○ ○○部 ○○様
(3)新年の挨拶 謹んで新春のお慶びを申しあげます。
(4)名乗り ▲▲株式会社▲▲部の●●です。
(5)昨年の感謝を伝える言葉 旧年中は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申しあげます。
とくに、△△(仕事内容など)では、○○様に多大なるお力添えをいただき、心より感謝申しあげます。
誠にありがとうございました。
本年も貴社のお力になれるよう、よりいっそう業務に邁進する所存です。
(6)結びの言葉 メールにて恐縮ですが、以上をもって年始の御挨拶とさせていただきます。
本年も変わらぬご愛顧のほど、何とぞよろしくお願い申しあげます。

令和xx年 元旦  

直接挨拶をできないことを詫びるメールの文例

以下は、本来であれば対面での挨拶をすべき相手に、メールで挨拶をする場合の文例です。

(1)件名 新年のご挨拶(▲▲株式会社▲▲部●●より)
(2)宛名 株式会社○○ ○○部 ○○様
(3)新年の挨拶 謹んで新春のお慶びを申しあげます。
(4)名乗り ▲▲株式会社▲▲部の●●です。
(5)昨年の感謝を伝える言葉 旧年中は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申しあげます。
本年も貴社のお力になれるよう、よりいっそう業務に邁進する所存です。
(6)結びの言葉 末筆ではございますが、本来であれば直接ご挨拶に伺うべきところ、 メールでのご挨拶になったことを深くお詫び申しあげます。
皆様のますますのご健勝と貴社のご繁栄をお祈りするとともに、本年も変わらぬご愛顧のほど、何とぞよろしくお願い申しあげます。

令和xx年 元旦  

文中に、「本来は最初にお伝えすべきことが最後になってしまいますが」という意味の「末筆ではございますが」を使い、相手に詫びる意思を強調して伝えることがポイントです。

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喪中のときの寒中見舞いの文例

喪中の場合には、以下の文例のように寒中見舞いのメールを送りましょう。

(1)件名 寒中お見舞い申し上げます(▲▲株式会社▲▲部●●より)
(2)宛名 株式会社○○ ○○部 ○○様
(3)新年の挨拶 寒中お見舞い申しあげます。
(4)名乗り ▲▲株式会社▲▲部の●●です。
(5)昨年の感謝を伝える言葉 寒冷の候、貴社の皆様におかれましてはお変わりなくお過ごしでしょうか。
○○様には、平素より格別なお引き立てを賜り、厚く御礼申しあげます。
ご挨拶が遅れまして、誠に申し訳ございません。
喪中につき年始の挨拶を控えさせていただきました。
(6)結びの言葉 寒さが厳しい折、ご自愛のほどお祈り申しあげます。
本年も変わらぬご愛顧のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。

令和xx年 元旦  

相手から、新年・年始の挨拶メールをもらっていた場合は、挨拶が遅れたことを詫びる一言を忘れずに入れるようにしましょう。

また、寒中見舞いを送る際は、時候にふさわしい相手を気遣う言葉を入れるのがポイントです。

>ビジネスで使える時効(季節)の挨拶に関する記事はこちら

上司・同僚(社内)に送る新年の挨拶メールの書き方・文例

上司・同僚に送る新年・年始の挨拶メールは、以下の基本構成をもとに作成しましょう。

(1)件名
(2)宛名
(3)新年の挨拶
(4)名乗り
(5)昨年の感謝を伝える言葉
(6)結びの言葉

上司・同僚宛てのメールは、(5)と(6)の間の相手とのエピソードや抱負などを充実させると、気持ちが伝わりやすくなり、相手との関係を深めるきっかけにすることができます。

そのため、取引先へのメールよりも、エピソードの充実を意識して作成することがポイントです。

上記の基本構成をもとに、文例をみていきましょう。

上司に送る基本の新年・年始メールの文例

以下は、上司に送る基本の新年・年始メールの文例です。

感謝の気持ちと抱負を簡潔に伝えることができる文例のため、相手を選ばずに送ることができます。

(1)件名 新年のご挨拶
(2)宛名 ○○部 ○○さん(または役職名)
(3)新年の挨拶 あけましておめでとうございます。
(4)名乗り ▲▲部の●●です。
(5)昨年の感謝を伝える言葉 昨年は大変お世話になりました。
○○さんにご指導をいただいたおかげで、多くのことを学ばせていただきました。
(6)結びの言葉 本年も、よりいっそう業務に邁進していきますので、引き続きご指導ご鞭撻のほど何とぞよろしくお願いいたします。

具体的な感謝のエピソードをいれた新年・年始メールの文例

以下は、上司への感謝のエピソードをいれた新年・年始メールの文例です。

(1)件名 新年のご挨拶
(2)宛名 ○○部 ○○さん(または役職名)
(3)新年の挨拶 あけましておめでとうございます。
(4)名乗り ▲▲部の●●です。
(5)昨年の感謝を伝える言葉 昨年は大変お世話になりました。
○○さんにご指導をいただいたおかげで、多くのことを学ばせていただきました。
とくに△△(仕事内容)では、○○さんのご指導で成果をあげることができました。
誠にありがとうございます。
(6)結びの言葉 新年を迎え、新たな気持ちでよりいっそう業務に邁進していきますので、引き続きご指導ご鞭撻のほど何とぞよろしくお願いいたします。

感謝を伝えるエピソードは、内容を具体的にすることで、相手との心の距離を縮めやすくなります。

今後も信頼関係を築いていきたい上司へのメールに活用しましょう。

>信頼関係を築くコミュニケーション方法に関する記事はこちら

同僚に送る新年・年始メールの文例

以下は、同僚に送る新年・年始メールの文例です。 

(1)件名 新年のご挨拶
(2)宛名 ○○部 ○○さん(または役職名)
(3)新年の挨拶 あけましておめでとうございます。
(4)名乗り ▲▲部の●●です。
(5)昨年の感謝を伝える言葉 昨年はお世話になりました。
○○さんからはいつも多くのことを学ばせてもらっています。
今年も忙しい一年になるかとは思いますが、一緒に頑張りましょう。
(6)結びの言葉 本年もどうぞよろしくお願いします。

同僚へのメールは、上司へのメールに比べてフランクで柔らかい言葉遣いのほうが伝わりやすいです。

ただし、新年の挨拶の言葉と昨年の感謝の言葉だけは、礼儀を正した言葉で送るようにしましょう。

気持ちが伝わる新年の挨拶メールを作るポイント

社内・社外に関わらず、相手に気持ちが伝わる新年の挨拶メールを送るためには、具体的なエピソードを添えることにくわえて、ここまで確認してきたマナーや注意点をおさえることが大切です。

とくに、敬語などの基本的なマナーは、文字のみでやりとりをするメールにおいて、相手に与える印象を大きく左右する重要なポイントです。

ビジネスメールのマナーとあわせて、改めて確認するようにしましょう。

>ビジネスメールの基本マナーに関する記事はこちら

新年の挨拶に「Chatwork」を活用しよう

新年・年始の挨拶メールは、基本的なマナーや注意点をおさえて作成することで、良好な関係性の構築を後押しします。

本記事で紹介した礼儀作法のあるメールでの挨拶を、時間やコストを抑えながら、より効率的におこないたい場合は、ビジネスチャット「Chatwork」の活用がおすすめです。

Chatwork」は、チャット形式でやりとりができるコミュニケーションツールで、社内・社外問わずに、無料で使用することができます。

文字のやりとりにくわえて、絵文字で感情を共有できる「リアクション機能」が搭載されているため、文字のみの文面よりも、気持ちが伝わりやすくなり、心の距離が近いやりとりが実現できます。

リアクション機能の場合は、機種依存文字のように、文字化けの心配もないため、安心して活用することができます。

>Chatworkのリアクション機能に関する記事はこちら

また、「Chatwork」は、年末年始の休暇状況の共有も簡単におこなうことができます。

ユーザー名の部分に、「12/29から1/3は休暇」などの休暇情報を記載することができると、休暇状況を毎度確認する手間が省け、メッセージを送る際に、簡単に確認することができるようになります。

年末挨拶メール_名前変更.jpg

細かな部分ですが、このようなコミュニケーションにかかるコストをひとつずつ効率化していくことが、業務効率化につながります。

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