MTGの意味とは?会議との違いや種類、使い方を【例文付き】で解説
目次
ビジネスシーンで目にする機会が多い「MTG」とは、なにを指しているか知っていますか。
MTGは、「ミーティング」と読み、会議や打ち合わせのことを指しています。
メールやチャットなどで、ミーティングを略して「MTG」と記載することで、文章を省略して意味を伝えることができます。
今回は、MTGと会議との違いや、MTGの種類、使い方を例文付きで解説します。
MTG(ミーティング)とは?
MTGは、英語の「meeting」のスペルを略したもので、会議や打ち合わせ、商談という意味がある言葉です。
読み方は、英語の「meeting」のまま「ミーディング」と読みます。
ビジネスシーンの業務連絡では、ミーディングの表記を省略して「MTG」と書くことがあり、メールやビジネスチャットなど、書き言葉で使われています。
主にIT業界やマスコミ業界、スタートアップ企業や外資系企業などで「MTG」という表記がが使われる傾向にあります。
企業によっては省略表記を好まない可能性もあるため、使用する際は注意するようにしましょう。
MTGと会議の違い
MTGと会議は、同じ意味合いで使われていることが多いですが、正確には意味が異なる言葉です。
MTGは、「話し合いをメインにおこなう」場合に、会議は「なにかを決めるための話し合いをおこなう」場合に適切な表現です。
ただし、明確に使い分けられているケースは少なく、MTGと会議は同じ意味で使われていることが多いです。
企業の方針・文化によっては、MTGと会議を使い分けているケースもあるため、使用する際は確認するようにしましょう。
MTG | 「話し合い」がメイン |
---|---|
会議 | 「なにかを決めること」がメイン |
MTGが使われるようになった理由
「ミーティング」や「会議」という表現ではなく「MTG」という省略した表記が使われるようになった背景には、インターネットの普及が影響しているといわれています。
現在でこそ、メールやチャット、電話やFAXなど、さまざまなコミュニケーション手段がありますが、以前は電報やテレックスという手段が一般的でした。
とくに、商業通信手段として用いられていた「テレックス」は、一度に送受信できる文字数が制限されており、この文字数に適応するように「MTG」などの省略した表現が用いられるようになったとされています。
MTGの使い方と例文
「MTG」は、基本的にメールやチャットなどのメッセージのやりとりで使われることが一般的です。
実際に業務で使うためにも、MTGの使い方と例文を見ていきましょう。
MTGの日時・場所を伝える場合
「MTG」は、会議や打ち合わせなど、話し合いの予定日時を伝達するメールなどで使うことができます。
- MTGの日時ですが、x日の13時以降でいかがでしょうか。
- MTGの日時について、ご都合が良い日時をお教えいただけますでしょうか。
また、メッセージ以外にも、自分のスケジュール帳にMTGの日時を書くときにも使えます。
- xxプロジェクト オンラインMTG 13:00~
- x月x日 採用MTG 13:00~ A会議室
MTGの日時・場所の変更を伝える場合
MTGの予定日時が変更になった場合の例文は、以下のとおりです。
- x月x日のMTGですが、日時を変更していただくことは可能でしょうか。
- x日13時から予定していたオンラインMTGですが、14時からA会議室でオフライン実施に変更になりました。
MTGの種類
MTGは、会議や打ち合わせなどを省略して伝える際に用いられる機会が多いですが、「キックオフミーティング」や「ブレストミーティング」など、種類も存在しています。
MTGの理解を深めるために、MTGの種類についても確認しておきましょう。
キックオフミーティング
キックオフミーティングとは、新規のプロジェクトをはじめる際に、関係者同士でおこなう最初の話し合いのことです。
プロジェクトの方向性を決めたり、関係者同士の情報共有したりなど、参加メンバーのモチベーション向上などを目的に実施されます。
MTGという言葉が単体で使われる際は、「通常の業務に関わる話し合いをする場」という意味ですが、キックオフミーティングになると、「新規プロジェクトに関わる話し合いをする場」という意味になることを覚えておきましょう。
ブレストミーティング
ブレストとは、ブレインストーミングの略で、ブレストミーティングは、複数の関係者が集まり、アイデアを出し合うための話し合いのことです。
基本的なルールや目的を設けながらも、自由に発言ができるため、柔軟性の高いアイデアが出やすいというメリットがある話し合いです。
また、ブレストミーティングは相手の意見を否定せず、アイデアの質よりも数をだすことを重視するため、さまざまなアイデアが引き出しやすいです。
MTGは、目的や議題に沿った話し合いになることが多く、自由な発言がしづらいケースが多いですが、ブレストミーティングは、あくまでも「アイデア出し」が目的のミーティングのため、発散的に意見を出し合うことができるでしょう。
>ブレインストーミング(ブレスト)とは?に関する記事はこちら
MTGを使う際の注意点
「MTG」は、省略した言葉で、ややフランクな印象を与えるため、役所などの職場では使われない傾向にあります。
また、業界や職種に関わらず、企業の社風や場面によっては不適切な表現になる可能性もあるため、使用する際は注意が必要です。
また、MTGの表記は、相手によっては意味が伝わらない可能性もあります。
仮に意味が伝わったとしても、取引先や顧客にMTGを使ってしまうと、「省略した言葉を使っており、丁寧に対応されていない」など、相手に失礼な印象を与えるかもしれません。
意味が伝わるかどうかわからないときは、ミーティングや会議、打ち合わせなど、MTGの言葉を言い換えるようにしましょう。
ほかにも、ビジネスに関わる報告書など、あらたまった場面では、MTGを使わずにミーディングと記載するなど、時と場合に応じて、臨機応変に対応することが大切です。
オンラインMTGをするなら「Chatwork」
「MTG」は、ビジネスにおける業務連絡をする際、文字を省略して、端的に内容を伝えられるメリットがあります。
ただし、相手によっては意味が伝わらないこともあるため、会議や打ち合わせなど、適宜表現を変えて、適切なコミュニケーションを実現するようにしましょう。
ビジネスシーンでは、業務連絡のやりとりを効率化することで、本業の業務に使える時間を増やすことができます。
業務連絡のやりとりを短縮する方法として、ビジネスチャット「Chatwork」の活用がおすすめです。
「Chatwork」では、メッセージをチャット形式で送信できるため、電話のように相手と時間をあわせたり、メールのように定型的なあいさつをする必要がありません。
また、グループチャットを作成すれば、複数人で同時にコミュニケーションがとれるため、複数人の関係者がいるプロジェクトなどでも、円滑に情報共有をすることができます。
忘れがちな依頼事項や書類確認などは、タスク管理機能やファイル管理機能を活用すれば、リマインドも気軽におこなうことができるでしょう。
また、「Chatwork」は、オンラインMTGをする際のツールとしても活用できます。
遠方にいる取引先や顧客とも、ビデオ通話や音声通話でやりとりができるので、直接会っているような感覚で話し合いをすることができるでしょう。
「Chatwork」は、社内外問わずに無料で使うことができます。
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