労働生産性とは?計算方法や向上させる方法、メリットを解説

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業務効率化
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労働生産性とは?計算方法や向上させる方法、メリットを解説

目次

労働生産性とは、労働者ひとりあたりが生み出す価値を数値化したものです。

自社の機材やシステムを有効活用することで、従業員が生み出す価値を最大限に引き出せます。

企業にとって、業務改善やコスト削減に働きかけられるメリットがあるでしょう。

労働生産性を向上させる方法や計算方法を簡単に解説します。

労働生産性とは?

労働生産性とは、労働者ひとりあたりが生み出す価値を数値化したものです。

企業の労働生産性が向上すると、少ない労働力で利益を最大限に引き出せます。

今後の日本では、労働人口の変化が予想されるため、事業活動において最小限の人材で価値を生み出す工夫が求められます。

労働生産性の定義

ヨーロッパ生産性本部の定義では、「生産性とは、生産諸要素の有効利用の度合いである」としています。[※1]

生産に必要な機材や原材料、人材などを生産要素と呼び、企業は生産要素を投入することで、商品やサービスを生み出すことができます。

日本と国際社会の労働生産性における違い

日本の労働生産性は、国際社会と比較すると、低い傾向にあるといわれています。

「労働生産性の国際比較2021」の調査によると、日本の時間当たり労働生産性は49.5ドル(5,086円)で、OECD加盟38カ国中23位の結果でした。[※2]

日本の労働生産性における課題としては、業界による労働生産性の格差があげられます。

ただ、労働生産性は、正規・非正規雇用の両方を含めた数値で出されている点に考慮しながら、結果をみるように注意しましょう。

労働生産性の種類と計算方法

労働生産性の種類には、物的労働生産性や付加価値労働生産性があげられます。

それぞれの計算方法についてみていきましょう。

物的労働生産性

物的労働生産性とは、生産個数や量、販売金額など、物理的な成果を指します。

計算式は、下記のとおりです。

  • 生産量÷労働量(労働者数×労働時間)=物的労働生産性

見える化できる項目になるため、事業活動の改善にとりくみやすい部分になります。

付加価値労働生産性

付加価値労働生産性とは、事業活動で生み出された付加価値の成果を指します。

計算式は、下記のとおりです。

  • 付加価値額(売上ー諸経費)÷労働量(労働者数×労働時間)=付加価値労働生産性

計算式を活用することで、従業員ひとりあたりが労働時間に対して、どのくらいの付加価値を生み出しているのか把握できます。

労働生産性の業界による違い

労働生産性は、業界によって高低差があることがわかっています。

一般的に労働生産性が高いといわれる業界は、下記のとおりです。

  • 金融、保険業界
  • 電気、ガス業界
  • 情報通信業界
  • 不動産業界

事業活動に必要なシステムが、効率よく活用されていることが理由のひとつにあげられます。

反対に、労働生産性が低いと言われる業界は、下記のとおりです。

  • 飲食サービス業界
  • 医療、福祉業界
  • 宿泊業界

事業活動において労働力を確保するために、多くの従業員が必要になることが理由のひとつとしてあげられます。

労働生産性をあげるメリット

従業員ひとりあたりの価値をあげることで、社内全体のコスト削減につながります。

労働生産性をあげるメリットの詳細をみていきましょう。

コスト削減ができる

長時間労働の改善を図れるため、人件費の削減に期待できます。

また、経費を別の投資にまわせるようになるなど、事業活動に関わるお金の流れがよくなるでしょう。

社内全体のコスト削減ができて、経営を安定化させる工夫につながります。

>コスト削減のメリットと進め方に関する記事はこちら

ワークライフバランスを整えられる

労働生産性をあげることで、仕事の労働時間削減につながり、従業員が仕事とプライベートの両立を図れるでしょう。

たとえば、ITツールの導入でテレワークが始められると、自宅勤務ができるようになり、従業員の柔軟な働き方に対応できる環境を整えられます。

社内全体の労働改善ができて、従業員のワークライフバランスを整える効果が期待できます。

>ワークライフバランスとは?に関する記事はこちら

最小限の人材で価値を生み出せる

労働生産性をあげることは、従業員ひとりあたりが生み出す価値を最大化できるという意味を指します。

社内全体のシステムや労働環境の見直しにつながり、事業活動の生産性を向上させることが可能です。

最小限の人材で価値を生み出せる仕組みが整い、企業として成長できるチャンスにつながります。

国からの補助金を活用できる

労働生産性をあげるには、社内の労働改善として、新しいツール・システムを導入する費用が必要です。

国は企業を支援するために、下記のような補助金を提供しています。

  • 地域雇用開発助成金
  • キャリアアップ助成金
  • 人材開発支援助成金
  • IT導入補助金

補助金を申請することで、企業の事業改善にかかる費用負担を削減できます。

労働生産性をあげる方法

労働生産性が低いときは、従業員ひとりあたりが生み出す価値が少なくなります。

たとえば、長時間労働で人件費がかかるのに、売上があがらないような状態は、労働生産性が低い状態といえるでしょう。

従業員の労働量から生み出される価値をあげるためにも、労働生産性をあげる方法について見ていきましょう。

長時間労働を改善する

労働生産性をあげるには、長時間労働を改善して、従業員のパフォーマンスを向上させることが重要です。

労働時間が長くなると、従業員の生産性が低下して健康に影響が出るなど、悪循環が起きてしまいます。

改善策として、社内の意識改革を図るノー残業デーの実施、休暇制度を設けて利用してもらう方法などがあげられます。

>長時間労働に関する記事はこちら

業務改善を進める

社内全体を見直すためにも、業務改善のアイデアをとりいれましょう。

たとえば、下記のような方法があげられます。

  • トラブルが発生しやすい作業工程を簡略化させる
  • マニュアルを作成して、従業員に指導する時間を削減する
  • アウトソーシングで業務効率化を図る

業務改善の方法を実践するときは、業務の課題や問題点を洗い出して、会議の場で話し合いを進めるなど、見える化を図るように意識しましょう。

>マニュアルの作り方とメリットに関する記事はこちら

人材育成の研修・配置を見直す

組織として連携をとるには、人材育成の研修で従業員のスキルを伸ばし、適性に見合った配置にする必要があります。

たとえば、管理職にマネジメント研修を実施することで、社内のコミュニケーションが円滑になり、労働環境を整えやすくなるでしょう。

また、従業員のモチベーションが維持できるように、仕事の成果に見合った適切な評価ができる仕組みづくりが求められます。

ITツール・システムを導入する

社内にITツール・システムを導入することで、業務効率化が図れて仕事の負担を軽減できます。

たとえば、ビジネスチャットを活用することで、業務連絡のコミュニケーションコストを削減できて、コア業務に集中できる時間が増えるでしょう。

導入済みのITツール・システムがある場合は、費用対効果が見込めているのか、定期的に見直すことで、労働生産性をあげる効果が期待できます。

>ビジネスチャットとは?に関する記事はこちら

労働生産性の向上にChatworkを活用しよう

労働生産性を向上させることで、最小限の人材で価値を生み出せる効果が期待できます。

社内全体の業務体制を見直すチャンスにつながり、コスト削減やワークライフバランスを整える機会にできるでしょう。

ITツールの導入で社内改善を図るときは、ビジネスチャット「Chatwork」を活用する方法もおすすめです。

業務連絡がチャット形式になるため、やりとりにかかるコミュニケーションコストを削減できます。

労働生産性をあげる工夫として、ぜひChatworkをご活用ください。

製造業界におけるChatworkの活用方法はこちら

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[※1]参考:「公益財団法人日本生産性本部」生産性とは | 生産性運動について
https://www.jpc-net.jp/movement/productivity.html

[※2]参考:「公益財団法人日本生産性本部」労働生産性の国際比較2021
~日本の時間当たり労働生産性は49.5ドル(5,086円)で、OECD加盟38カ国中23位~
https://www.jpc-net.jp/research/detail/005625.html


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