スクラム採用とは?【事例付き】で導入メリット・デメリット、構成要素、企業事例を解説

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スクラム採用とは?【事例付き】で導入メリット・デメリット、構成要素、企業事例を解説

目次

「スクラム採用」という採用方法を知っていますか。

スクラム採用とは、経営陣や人事担当者だけでなく、現場社員などを含めておこなう採用活動のことで、求職者のニーズや採用方法の多様化がみられる昨今、注目を集めている採用方法です。

適切に導入するためにも、スクラム採用の内容やメリット・デメリット、また成功のポイントを解説します。

スクラム採用とは?

スクラム採用とは、経営陣や人事担当者だけでなく、現場社員を巻き込んだ形でおこなう採用手法で、株式会社HERPが提唱している概念です。

「スクラム」は、ラグビーの試合再開時に、選手同士が肩を組み合う「スクラム」の言葉からきています。

従来の採用方法は、人事担当者が中心になって採用活動にとりくむ方法が主流でしたが、スクラム採用は、ラグビーのスクラムのように、社内全体で協力し合うことで、採用活動を効率化できるとして、近年採用する企業が増えています。

スクラム採用のメリット・デメリットを理解したうえで、導入を検討していきましょう。

リファラル採用との違い

リファラル採用とは、自社の社員から知り合いを紹介してもらうことで、人材を獲得する方法です。

リファラル採用は「人材を紹介すること」が中心になるため、採用活動の全体に関わるわけではありません。

一方、スクラム採用の場合は、人材の紹介を含めた「採用活動の全体に関わる」という違いがあります。

>リファラル採用とは?に関する記事はこちら

スクラム採用が必要な背景

スクラム採用が求められるようになった背景には、求職者側のニーズの変化と、採用方法の多様化が考えられます。

それぞれ詳しくみていきましょう。

求職者のニーズの変化

近年の求職者は、ライフスタイルと仕事が両立できるような働き方を望む傾向にあります。

厚生労働省によると、新入社員の働く目的として「経済的に豊かな生活を送りたい」という回答よりも「楽しい生活をしたい」という割合のほうが高い結果が出ています。

そのため、長期的に活躍してくれる人材を獲得するには、社内の人間関係や福利厚生など、社内の情報をオープンにするとりくみが求められます。

求職者のニーズに対応する採用活動は、人事担当者だけでは負担が大きく実践できないため、社員全体の協力を得ながら、採用活動に力を入れられるスクラム採用が求められるようになりました。[※1]

>ワークライフバランスを実践するメリットに関する記事はこちら

採用方法の多様化・情報収集の変化

求職者が求人を探す方法は、インターネットやSNSを活用して企業の情報を探るなど、年々多様化が進んでいます。

そのため、従来のように自社サイトや採用サイトに求人を掲載するだけでは、採用方法がパターン化してしまい、人材の獲得に限界が出てくるでしょう。

たとえば、SNSやオウンドメディアなどで情報発信をすると、潜在層の人材を獲得するチャンスが生まれます。

優秀な人材を幅広く獲得するためには、オンラインによる採用選考、マッチングサービスを利用した人材獲得など、さまざまな採用方法を展開することが必要です。

このような動きの採用方法の多様化のなかで、スクラム採用という採用方法も注目を集めています。[※2]

>ソーシャルリクルーティングとは?に関する記事はこちら

スクラム採用に必要な構成要素

スクラム採用を実現するためには、以下の3つの条件が必要不可欠です。

  • 権限委譲
  • 成果の可視化
  • 採用担当者のプロジェクトマネージャー化

それぞれ詳しく確認していきましょう。

権限委譲する

採用フローごとの採用権限を、現場の社員・各部署に委譲しましょう。

人事担当者以外の社員に採用権限があることで、現場にマッチする人材を担当者が選びやすくなり、ミスマッチを防ぎやすくなります。

成果を可視化する

社員全体にスクラム採用の認識を広めるには、採用活動に関わる成果をオープンにすることが大切です。

成果が出ているポイントが把握できると、今後の採用活動において改善を図りやすくなります。

採用担当者をプロジェクトマネージャー化する

採用担当者は、現場の社員をまとめるプロジェクトマネージャーの役割を担うようにしましょう。

スクラム採用を円滑に運用するためには、採用担当者がプロジェクトマネージャーになり、現場の社員に向けて、人事のノウハウを提供し、採用活動をスムーズに進められるように調整することが大切です。

スクラム採用のメリット

企業がスクラム採用を実施すると、どのようなメリットを享受することができるのでしょうか。

スクラム採用を導入するメリットの一例を紹介します。

  • ミスマッチが防止できる
  • 従業員満足度の向上が見込める
  • 人事担当者の負担軽減につながる

スクラム採用のメリットを詳しくみていきましょう。

ミスマッチを防げて優秀な人材を確保できる

従来の採用方法では、人事担当者が現場に求められる人材の傾向を把握しきれず、ミスマッチが起きてしまう懸念がありました。

スクラム採用では、現場担当者を含めた採用活動が展開されるため、入社後のミスマッチを予防しやすくなります。

>ミスマッチの理由・防止策に関する記事はこちら

従業員満足度が向上する

スクラム採用では、人材を呼び込むために何ができるのか、経営側の視点で自社の未来を考える機会が生まれます。

自社のビジョンやミッションなど、あらためて企業の魅力を振り返る機会ができるでしょう。

経営側の視点で働く意識が高まるので、企業の方向性と仕事に対する価値観を一致させやすくなります。

仕事の意義を見いだしやすくなり、モチベーションや従業員満足度の向上に期待できます。

>【社労士監修】従業員満足度(ES)とは?に関する記事はこちら

人事担当者の負担を減らせる

社内全体で採用活動を分担できると、人事担当者の負担を減らせる効果があります。

たとえば、SNSやオウンドメディアによる採用活動は、メディア担当の部署に任せてしまうなど、各部署の強みを活かして採用活動の効率化を図れます。

スクラム採用のデメリット

企業がスクラム採用を成功させるためにも、事前にマイナス面を確認しておくことも大切です。

スクラム採用を導入するデメリットの一例を紹介します。

  • 従業員に負荷がかかる
  • 管理コストが増える
  • 社内の認識共有にコストがかかる

デメリットの詳細を見ていきましょう。

従業員に負荷がかかる

スクラム採用は、本来の業務と並行しておこなうため、社員の業務負担が増えてしまう懸念があります。

採用活動に時間をとられてしまうと、残業時間が発生してしまう恐れがあるかもしれません。

また、社内で体制がうまく機能していない場合、かえって人事担当者の負担が増えてしまう場合があります。

管理コストが増える可能性がある

社内全体で採用活動に関わると、採用情報の管理に手間がかかってしまいます。

採用情報を一元管理できていないと、採用に関わる進捗状況など、現場間での情報共有がスムーズに進まない課題が残るでしょう。

社内体制が不十分のままだと、かえって採用活動の流れが非効率になる状況が発生します。

社内で認識を共有できない場合がある

スクラム採用は、社員の意欲によって成果が左右される傾向があります。

社員同士で認識や温度感に差が生まれてしまうと、導入がうまくいかなくなるケースがあるかもしれません。

スクラム採用を定着させるには、社内に導入する目的を周知しておくことが重要です。

スクラム採用を実施する注意点・ポイント

スクラム採用で成果をだすためには、実施する際にいくつかの注意点とポイントをおさえておく必要があります。

  • 参加しやすい雰囲気・仕組みを整備する
  • メンバーに裁量の権限をする委譲
  • 採用情報を一元管理する

スクラム採用を円滑に運用するためにも、注意点とポイントを詳しく確認していきましょう。

社員が参加しやすい雰囲気・仕組みを整える

社員に参加をうながすためには、スクラム採用の体制づくりとともに、人事評価のプラスにつながるなど、何かしらのメリットを提示することが大切です。

また、経営陣が採用活動に参加するなど、スクラム採用が企業の未来を左右するという認識を伝えていく必要があります。

メンバーに裁量の権限を与える

スクラム採用に関する選考は、ある程度は現場の社員と人事担当者に裁量権を与えることが重要です。

メンバーを信頼して任せるポイントをつくることで、社員の主体性を引き出しやすくなり、社内でスクラム採用を広げる工夫につながります。

採用情報は一元管理する

社内全体でスムーズに採用活動を進めるためには、採用情報を一元管理することが重要です。

スクラム採用に関わるツール・システムを導入することで、情報管理コストを削減する効果が期待できます。

情報管理に関する取り扱いの注意事項やルールを決めておき、効率的に採用活動にとりくみましょう。

スクラム採用に成功した事例

フリマアプリ事業の事例では、スクラム採用の成功には、社員に魅力的な企業だと感じてもらうことが重要だと考えています。

代表者自身がSNSで企業の情報発信を続けたり、経営者のスケジュールをオープンにして採用活動の情報を伝えたりするなど、社内全体で採用の仕組みが浸透できている事例です。

スクラム採用の推進に「Chatwork」を活用

スクラム採用は、人事担当者だけでなく、社員全体で採用活動をおこなう方法で、ミスマッチの防止や、人事担当者の負担軽減などを期待することができるとして、近年注目を集めています。

スクラム採用を円滑に進め、効率的な採用活動を実施するためには、上述したポイントだけでなく、こまめな情報共有が必要不可欠です。

ビジネスシーンの情報共有を円滑に実施する方法として、ビジネスチャット「Chatwork」の活用がおすすめです。

「Chatwork」は、チャット形式でやりとりができるビジネスツールで、離れた場所にいても、スムーズにコミュニケーションをとることができます。

1対1のコミュニケーションはもちろん、グループチャットを作成することで、複数人でのやりとりも実施することができるため、スクラム採用の情報を発信したり、確認したりする方法としても最適です。

また、チャット機能だけでなく、ファイル管理機能やタスク管理機能なども搭載されているため、採用活動時の書類管理や情報共有、確認依頼なども、簡単におこなうことができます。

社内コミュニケーションの活性化だけでなく、スクラム採用の推進にも便利な「Chatwork」を、ぜひご活用ください。

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[※1]出典:厚生労働省「仕事に関する意識」
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/13/dl/1-02-4.pdf
※本記事は、2022年7月時点の情報をもとに作成しています。
※「スクラム採用」は株式会社HERPが提唱する、採用方法の概念です。


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Chatworkのお役立ちコラム編集部です。 ワークスタイルの変化にともなう、働き方の変化や組織のあり方をはじめ、ビジネスコミュニケーションの方法や業務効率化の手段について発信していきます。

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