【例文付き】異動挨拶メールへの返信方法は?ポイントと相手別の例文を解説
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目次
ビジネスシーンでは、社内・社外の相手から異動の挨拶メールを受け取ることも多いでしょう。
異動の挨拶メールへ返信する際は、相手に感謝が伝わるように、マナーを守りつつ、工夫をする必要があります。
異動の挨拶メールへ返信する際に気をつけるべきポイントやメールの基本構成を、相手別の文例を交えながら解説します。
異動挨拶メールへの返信の構成例
異動の挨拶メールを受け取った場合、どのような返信をするべきなのか迷うことがあるでしょう。
今回は、異動挨拶メールへの返信に組み込みたい3つの見出しを紹介します。
- メッセージへの感謝
- お世話になった具体的なエピソード
- 今後の活躍を祈る言葉
実際に使える相手別の文例も後述するので、ぜひビジネスシーンで活用してみてください。
メッセージへの感謝
最初にメッセージを送ってもらったことへの感謝を述べるようにしましょう。
感謝を述べることで、相手も気持ちよくメールを読むことができます。
お世話になった具体的なエピソード
本文には、異動する相手に向けた感謝の気持ちを、具体的なエピソードなどを交えて伝えるようにしましょう。
具体的なエピソードを述べることで、より一層感謝の気持ちを伝えることができます。
相手もメッセージをもらった際に、嬉しく感じるでしょう。
今後の活躍を祈る言葉
メッセージの最後は、新天地での活躍を祈る言葉で締めくくるようにしましょう。
相手が異動した場合、自分と関わりがなくなる場合や、働く場所自体が変わる場合もあります。
新天地での活躍を祈るような言葉を添えることで、気持ちよく異動をすることができるでしょう。
【相手別】異動挨拶メールへの返信文例
ビジネスシーンでそのまま使える異動の挨拶メールへの返信の文例を相手別に紹介します。
- 上司への返信
- 部下への返信
- 同僚への返信
- 取引先への返信
適切な返信内容にできるように、文例を確認していきましょう。
上司への返信の具体例
○○課長(役職がある場合は役職名、ない場合は○○さん)
この度は異動のご連絡をいただきまして誠にありがとうございます。
○○さんからは、多くのことを学ばせていただきました。
××の業務の際にいただいたアドバイスや助言を今でも鮮明に思い出します。
末筆となりましたが、新しい部署での益々のご活躍をお祈り申し上げます。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
部下への返信の具体例
業務の引継ぎ等でお忙しい中メッセージをいただき、ありがとうございます。
○○さんの真摯な姿勢や、丁寧な仕事ぶりに、何度も助けられました。
異動先でも○○さんの人柄を生かして、ますますご活躍をなさってください。
今後ともよろしくお願いいたします。
同僚への返信の具体例
業務の引継ぎ等でお忙しい中メッセージをいただき、ありがとうございます。
業務の合間に励ましの言葉をかけていただいたり、相談にのっていただいたり、大変感謝しております。
新天地でも○○さんのお人柄を生かして、益々ご活躍されますようお祈り申し上げます。
今後ともよろしくお願いいたします。
取引先への返信の具体例
△△株式会社 △△部 ○○様
平素より格別なご高配を賜りまして誠にありがとうございます。
▲▲株式会社、▲▲部の●●です。
この度は、お忙しい中メッセージをお送りいただきまして、誠にありがとうございます。
○○様には、日頃より細やかなお気遣いをいただき、ありがとうございました。
Aプロジェクトの際には、温かい言葉で励ましていただき、とても助けられました。
新天地でも○○様の一層のご活躍をお祈り申し上げます。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
異動の挨拶メールへ返信する際の6つのポイント
最後に異動の挨拶メールへ返信するときに意識したいポイントを6つ紹介します。
- ポイント(1):返信はできるだけ早くする
- ポイント(2):宛名に注意する
- ポイント(3):タイトルは変更しない
- ポイント(4):文章量や文体は相手に合わせる
- ポイント(5):感謝が伝わるエピソードを添える
- ポイント(6):今後の活躍を願う言葉を送る
お互いに気持ちの良いコミュニケーションが実現できるように、ポイントを確認していきましょう。
ポイント(1):返信はできるだけ早くする
異動の挨拶メールへの返信は、できるだけ早くするようにしましょう。
異動の挨拶メールは、異動日に対して余裕を持って送る場合と、異動日に近い日程で送る場合があります。
異動日が近い場合、業務の引継ぎなどで相手が忙しくしている場合も多いです。
処理しなくてはならないメールも多いことが予想できるため、なるべく早く返信することは相手のためにもなります。
ポイント(2):宛名に注意する
異動の挨拶メールに返信する際は、宛名や返信先を間違えないように注意してください。
相手が、CC機能を使って複数人に同時にメールを送っている場合もあります。
その場合、そのまま返信をすると、CCの人も含め、異動者がメールを送った人全員にメールが届いてしまう可能性があります。
返信する際は宛先を間違えないように、確認してから送るようにしましょう。
>ビジネスメールの宛名の正しい書き方とは?に関する記事はこちら
ポイント(3):タイトルは変えないようにする
異動の挨拶メールに返信する際は、メールのタイトルを変えないようにしましょう。
タイトルを変えて送ると、異動の挨拶メールへの返信なのか一目で判別できず、受け取った相手にメール確認の手間をかけさせてしまう恐れがあります。
タイトルを変えずに返信することで、異動の挨拶メールへの返信だと一目でわかるため、相手がメールを確認する時間を削減することができます。
ポイント(4):文章量や文体は相手に合わせる
異動の挨拶メールを受け取ったら、その内容や量に応じて返信メールを作成するようにしましょう。
たとえば、挨拶のみの簡素なメールなら簡素に、具体的なエピソードが添えられた長めのメールの場合は同じように具体的なエピソードを添えて感謝を伝えます。
相手が気持ちを込めて長文のメールを送ってくれたのに、それに対して簡素なメールを返信すると、印象が悪くなる恐れがあります。
また、上司や取引先など、目上の相手にメールを送る場合は、正しい言葉遣いをすることも重要です。
ビジネスメールの基本マナーを順守し、思いが伝わるメールを作成しましょう。
ポイント(5):感謝が伝わるエピソードを添える
相手にお世話になったことなどの具体的なエピソードを交えて、感謝を伝えるようにしましょう。
業務中にお世話になったことや、相手の人柄・仕事ぶりなどを表す内容が適切です。
>「お世話になりました」の正しい使い方と例文に関する記事はこちら
ポイント(6):今後の活躍を願う言葉を送る
異動の挨拶メールに返信する際は、新しい部署での活躍を願う言葉を記載するようにしましょう。
相手は、新しい場所で新しい業務や人間関係の構築をはじめます。
異動の挨拶メールでは、相手をねぎらう言葉に加え、新天地での活躍を祈る言葉を添えるようにしてください。
異動の挨拶への返信は具体的な感謝を
異動の挨拶メールへの返信は、具体的なエピソードを交えて感謝の気持ちを伝えることで、引き続きの良好な関係構築を期待することができます。
紹介した構成例やポイントを参考に、ぜひ思いの伝わる返信メールを作成してみてください。
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