ニューノーマルとは?企業に与える影響や注意点、新しい働き方の内容を解説

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働き方改革
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ニューノーマルとは?企業に与える影響や注意点、新しい働き方の内容を解説

目次

世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大を受け手、「ニューノーマル」という言葉が使われるようになりました。

新しい生活様式を意味するニューノーマルですが、これまでの生活や働き方と比較してどのような点に違いが出るのでしょうか。

ニューノーマル時代に適応するためにも、企業で起こる変化や注意点について解説します。

ニューノーマルの意味とは

ニューノーマルとは、英語の「New(新しい)」と「Normal(標準、普通)」を組み合わせた造語で、新しい生活様式という意味です。

新型コロナウイルス感染症の拡大が続く中で、日常生活だけでなく、学習環境、働き方、など、さまざまな部分にこれまでにはない大きな変化が生じています。

過去には、2000年代のインターネット社会の到来や、2009年のリーマン・ショック後といった、これまでの生活が一変する際に、「ニューノーマル」が使用されてきました。

2020年から言われているニューノーマルの意味として、ウィズコロナ・アフターコロナに向けて、個人が新しい生活様式に対応する必要性や変化についてあらわしているといえるでしょう。

ニューノーマルの働き方の変化

ニューノーマルの時代において、働き方にはどのような変化が生まれているのでしょうか。

ニューノーマルの観点から企業での働き方の変化について、深堀りしていきましょう。

テレワークの促進

ニューノーマルでは、テレワークの導入が進むようになりました。

みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社のデータによると、テレワークを導入していると回答した割合は57.8%に上り、新型コロナウイルス感染症拡大前と比較して20%以上増加しています。

テレワークは、従業員個人の感染予防になるほか、働き方改革の意味も含んでおり、多様な働き方の実現やワークライフバランスの観点からも導入が推奨されています。[注1]

>テレワークのメリットとは?に関する記事はこちら

対面式からオンラインへの移行

これまでの営業や会議では、直接的に顔を合わせながら商談や会談するのが一般的でした。

しかし、ニューノーマル以降では、Web会議システムを活用したオンラインでの営業や会議にシフトされています。

オンライン会議が実現したことで、従業員や相手先企業に出向く必要性がなくなり、営業担当者の移動時間や、出張費などを削減できるため、企業のコスト削減にも貢献しています。

また、テレワークと同様に場所に縛られず取引や商談がおこなえるので、地方や海外の人材の活用などもしやすくなっているでしょう。

>オンライン商談のメリットに関する記事はこちら

>コスト削減のメリットとアイデアに関する記事はこちら

ペーパーレス化の導入

ペーパーレス化とは、紙媒体を使用せずに資料の作成や配布、取引先と電子上で契約することが当てはまります。

テレワークの導入により、オフィスへの出勤頻度も減少していることから、会社からの資料持ち出しに不便が生じています。

ペーパーレス化では、インターネットに接続していればクラウド上で閲覧できるため、会社に出社する必要がありません。

また、紙代や印刷代といったコスト削減につながるほか、オフィスに行かなくても資料の共有や持ち出しがおこなえるのでテレワークなどの働き方もおこないやすくなります。

>ペーパーレス化の目的と進め方に関する記事はこちら

ニューノーマル時代が企業に与える影響

ニューノーマルは、人々の生活だけでなく、企業にも影響を与える可能性があります。

リスクマネジメントとしても、どのような影響が出るのか把握しておきましょう。

  • 採用活動・雇用形態の複雑化
  • 消費者行動の多様化
  • ビジネス方針の転換

3つの観点から、ニューノーマル時代が企業に与える影響を解説します。

採用活動・雇用形態の複雑化

ニューノーマルの時代では、企業の採用活動や雇用形態に影響が出るとされています。

たとえば、これまで対面式でおこなっていた説明会や面接がオンラインに切り替わり、自社に適した人材探しが難しくなりました。

また、雇用形態についてもさまざまな要素から経営に与えるリスクを考慮し、正社員での登用の数を絞る企業が出ることも考えられます。

このように、ニューノーマルの時代は、これまで当たり前だった企業活動や経営が一変するのが特徴です。

消費者行動の多様化

ニューノーマルの時代を迎えた現在、消費者の行動にも変化が生じています。

従来、店舗での買い物が一般的であったものの、ネットショッピングやデリバリーへの注目が高まるようになりました。

また、在宅勤務の増加によって、PCやスマートフォンに触れる時間も増加していることから、企業の販売形態にも工夫が必要です。

ビジネス方針の転換

新型コロナウイルス感染症のリスクがあるなかでは、一度に大勢の人が集まる展示会や、セミナーなどが自粛される傾向にあります。

対面式で顧客を獲得してきた企業にとって、ビジネスチャンスそのものがなくなる危険性が生じているということです。

ニューノーマルの時代に対応するためには、これまでのビジネスを転換し、オンラインでの顧客獲得を目指さなければなりません。

また、顧客先への訪問が難しくなったことから、リモートでも営業活動をおこなえるように、ITツールを駆使する必要があります。

企業がニューノーマルに注意すること

従業員の働き方が大きく変わるなかで、企業全体でさまざなことに注意しなければなりません。

ニューノーマルの職場環境やビジネスにおいて、気をつけておきたいポイントを解説します。

ITツールの取り扱い

ニューノーマルの時代では、これまで以上にITツールを駆使する機会が増加します。

テレワークはもちろん、オンラインで顧客を獲得するためのツールや、各種デバイスを取り扱えるように準備しなければなりません。

ITツールの導入によって従業員の働き方や、ビジネスの利便性が向上する一方で、セキュリティ対策が求められます。

顧客情報の漏洩、コンピューターウイルスの感染などのリスクがあるため、十分に取り扱いには注意が必要です。

>ITツールの危険性に関する記事はこちら

従業員のモチベーション管理

社会のあり方が変わることから、従業員のモチベーション管理にも配慮しましょう。

業務のパフォーマンスを維持するためにも、従業員と連絡を取り合い、健康状態やメンタル的な部分のフォローが必要です。

とくに、テレワークを導入している企業では、従業員の様子を把握しにくくなるため、定期的に顔を見せ合うことも大切です。

>テレワークでモチベーションが下がる原因とは?に関する記事はこちら

業務の可視化

ニューノーマルでは、テレワークやワーケーションといった働き方にも変化が起こります。

オフィスへの出勤機会が少なくなるため、業務の進捗状況を上司に可視化できるようにします。

さらに、勤務状況についても把握しにくくなることから、ビジネスチャットを利用した出勤報告や、業務の報告をおこなえるようにしましょう。

>メールに代わる勤怠連絡方法関する記事はこちら

>業務報告メールの正しい書き方に関する記事はこちら

Chatworkでニューノーマルに対応しよう

従来の生活様式が大きく変化したニューノーマルに対応するには、企業での創意工夫が欠かせません。

社内での円滑なコミュニケーションが実現できるビジネスチャット「Chatwork」は、ニューノーマルの働き方に役立つ機能が備わっています。

Chatworkを利用することで社内コミュニケーションに加え、取引先との連絡手段にもなるため、リモート環境でも不便なく迅速なやりとりや意思疎通をおこなえます。

また、Chatworkにはチャット機能だけでなく、Web会議システムも搭載しており、女ラインでの商談やWeb会議を実施できます。

ニューノーマルに適応した環境を作り出すためにも、Chatworkの導入をご検討ください。

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[注1]出典:みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 「今、テレワーク導入を考える企業が準備すべきこと」
https://www.mizuho-ir.co.jp/publication/report/2021/telework01_01.html
※本記事は、2021年8月時点の情報をもとに作成しています。


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Chatworkのお役立ちコラム編集部です。 ワークスタイルの変化にともなう、働き方の変化や組織のあり方をはじめ、ビジネスコミュニケーションの方法や業務効率化の手段について発信していきます。


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