仕事を辞めたい8つの原因や辛さの理由を解説、すぐにできる対処法も紹介

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働き方改革
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仕事を辞めたい8つの原因や辛さの理由を解説、すぐにできる対処法も紹介

目次

業務量や人間関係などの不満が募ってしまい、「仕事を辞めたい」と頭によぎった経験がある方は多いのではないでしょうか。

また、大きな不満はないものの、モチベーションを保てず、「このまま仕事を続けるべきだろうか」と悩む方も少なくありません。

本記事では、仕事を辞めたい原因や辛さを感じる理由、仕事を辞めたいときにすぐに試せる対処方法を紹介します。

仕事を辞めたい原因とは

仕事を辞めるべきか悩む原因は、人それぞれです。

仕事を辞めたいと感じてしまうきっかけがわかれば、対処方法を考えたり、踏みとどまるべきか判断する材料を発見できたりするでしょう。

ここでは、仕事を辞めたいと感じたときに理由としてよくあげられる8つの原因を紹介します。

原因(1):人間関係

仕事を辞めたい原因として多くあげられるのは、人間関係です。

就職活動や転職活動では、志望する企業を自ら選ぶことができますが、一方で、社内の人間関係は、入社前には把握できないため、自ら選択できません。

勤務条件が好条件であったとしても、人間関係によるストレスが大きければ、心身が疲弊してしまい、働き続けるのが難しくなってしまうものです。

そのため、長く働くためには、良好な人間関係を築ける環境が必要といえるでしょう。

また、コロナ禍が影響して、従業員同士の関わりが減少し、コミュニケーション不足が起き、人間関係をうまく構築できていない状況も、要因のひとつと考えられるでしょう。

>職場のストレスの原因に関する記事はこちら

原因(2):業務時間への不満

休みなく出勤が続いていたり、残業時間が長かったりすると、身体への負担が大きくなります。

長時間の労働は、プライベートの時間を圧迫してしまい、気分転換ができず、ストレスがたまりやすいライフスタイルになってしまうわけです。

身体をうまく休めないと、身体だけでなく、心にもストレスがたまってしまい、会社への不満も大きくなってしまうでしょう。

>長時間労働の問題に関する記事はこちら

原因(3):業務量・業務内容への不満

仕事を辞めたい原因のひとつに、業務量や業務内容への不満があげられます。

抱えている業務量は、ほかの従業員からはみえにくいため、どのくらい業務量を抱えているかを理解してもらうのは難しいものです。

また、営業職の場合、売上や受注件数などのノルマが決められている場合もあります。

現実的に達成が困難な目標数値を設定されてしまうと、思うように進捗せずに、フラストレーションもたまってしまうでしょう。

また、入社時に想像していた業務内容と違っていた場合も、不満が募りやすく、仕事をやめたい原因につながってしまいます。

原因(4):給与などの待遇への不満

給与をはじめとした待遇への不満は、仕事を辞めたい原因につながりやすいです。

とくに給与面に関しては、仕事の評価が目に見える形になったものと捉える人も多く、業務量や業務内容に給料がみあっていないと感じると、労働意欲が低下してしまうでしょう。

賃金のアップが見込めなければ、今後のキャリアを描けずに転職を考える人も自ずと増えてしまうものです。

また、厚生労働省が公表した「令和2年転職者実態調査の概況」では、自己都合での離職者のなかで、「労働条件(賃金以外)がよくなかった」と回答した人が最も多く、労働条件などの待遇に不満を抱えている人が多いことがわかります。[※]

待遇への不満は、離職につながりやすいといえるでしょう。

原因(5):社風や職場の雰囲気への不満

人間関係と同様に、社風や職場の雰囲気も入社しないとわからないものです。

上層部などの同調圧力が強く、意見を言えない環境であったり、仕事とプライベートの境目があいまいで、休日にイベントを頻繁に開催していたりと、企業によって社風も大きく変わります。

また、部署ごとに縄張り意識が強すぎると、社内で対立が起きてしまい、職場の雰囲気も悪くなってしまいます。

社風や職場の雰囲気は働く環境に直結するため、居心地が悪い会社で働きつづけることは、心身ともに辛く、仕事を辞めたいと感じやすくなってしまうでしょう。

>職場の雰囲気が悪い原因とは?に関する記事はこちら

原因(6):評価制度への不満

仕事に対して正当な評価がされていないと感じてしまうと、評価制度に納得できず、モチベーション低下や離職につながってしまいます。

近年の新型コロナウイルス感染症の影響で、従業員同士の関わりやコミュニケーションは減少傾向にあり、ほかの従業員の業務内容を理解できていない状況も多いでしょう。

他者の目に見えやすい業務であれば、評価につながりやすいですが、縁の下の力持ちのような、人から見えにくい業務は、評価につながりにくい傾向があります。

上司や他の従業員に仕事ぶりをアピールできないと、正当な評価を受けていないと感じてしまい、仕事へのモチベーションが低下しやすいでしょう。

原因(7):ハラスメントなどの嫌がらせ

ハラスメントなどの嫌がらせも、仕事を辞めたくなる要因のひとつです。

パワハラやマタハラなどのハラスメントには、以下のようにさまざまな種類があります。

  • パワーハラスメント(パワハラ)
  • セクシュアルハラスメント(セクハラ)
  • マタニティハラスメント(マタハラ)
  • ジェンダーハラスメント(ジェンハラ)

ハラスメントなどの嫌がらせが横行してしまうと、会社や周囲の従業員への不信感が生まれやすくなります。

安心して働ける労働環境が整っていなければ、働き続けることが難しいと思うようになるでしょう。

>【社労士監修】ハラスメントの定義とは?に関する記事はこちら

原因(8):モチベーションが保てない

給与や業務内容などに大きな不満を感じていないものの、いまひとつモチベーションを保てずに、仕事を辞めたいと思う方も多いのではないでしょうか。

ひとつ一つの不満は大きくなくても、社内の風通しが悪く、やりたい仕事ができなかったり、技術やキャリアなどの成長実感がもてなかったりと、小さな不満が増えてしまうと、労働意欲の低下につながりかねません。

また、このような状態が続いてしまうと、いまの仕事を辞めて、新たな仕事に就こうと考えるきっかけにもなりやすいです。

>【臨床心理士監修】燃え尽き症候群(バーンアウト)とは?に関する記事はこちら

仕事を辞めたいと思う瞬間

仕事を辞めたい原因はさまざまありますが、なかには明確な原因がなくても、ある日ふとした瞬間に、「仕事を辞めたい」と思う経験はだれにでもあるものです。

たとえば、以下のような状況のときに、「仕事を辞めよう」と頭によぎる方が多いのではないでしょうか。

  • 会社と家の往復で、帰宅して寝るだけになってしまっているとき
  • 休日出勤でプライベートの時間を確保できなかったとき
  • 平日朝から晩まで忙しくて家族との時間がとれないとき
  • 上司の機嫌が悪く、理不尽な内容で叱責されたとき

また、日曜の夜や連休最終日の夜など、仕事はじめの前日に、憂鬱さを感じる方も多いかもしれません。

だれしもモチベーションが下がり、労働意欲がでないときはあるので、身体を休める時間を設けるなど、思いつめずに受け止めるようにしましょう。

>ブルーマンデー症候群とは?に関する記事はこちらs

仕事を辞めたいときにすべきこと

仕事を辞めたいと思っていても、転職先が決まっていなかったり、次にやりたい仕事が見つかっていなかったりすると、なかなか踏み出せないものです。

まずは、仕事を辞めたい理由と辞めたときのリスクを考えてから、次の行動を選択すると、後悔のない決断が下せるようになるでしょう。

仕事を辞めたいときに試すべきことを3つ紹介します。

辞めたい理由を明確にする

漠然と辞めたいと感じている場合は、まずは辞めたい理由を書き出してみましょう。

思い浮かぶ事柄を書き出す行為を通じて、冷静に自分の気持ちと向き合うことができるようになります。

たとえば、大きな問題だと感じていた事柄が、書き出したことで、思っていたよりもおおごとではないと感じられるかもしれません。

また、辞めたい理由が明確になれば、現状で取り組める対策方法が見つかる可能性もあります。

次にチャレンジしたい仕事や将来のキャリアを見直すきっかけにもなるでしょう。

なぜ不満が生まれるのかを考える

辞めたい理由を書き出す際は、なぜ不満が生まれているかをあわせて考えることが大切です。

また、書き出した内容は、自分が動いて変えられる要素と、労働環境などの自分の力では変えられない要素に分類しましょう。

自分が動くことで変えられるのであれば、対策方法を考えたり、信頼できる人に相談したりすると、思わぬアドバイスがもらえるかもしれません。

一方で、自分の力では変えられない要素が多いのであれば、労働環境を変えるために、前向きに転職を考えるのもひとつの手です。

不満の原因がどこから生まれているのかがわかれば、次のステップを決める大きな判断材料になります。

辞めるリスクを想定する

仕事を辞める前に忘れてはいけないのが、辞めるリスクを想定することです。

仕事に嫌気を感じてしまっているときは、辞めることで気持ちがすっきりするかもしれません。

しかし、次の就職先が決まっていない状況で辞めてしまうと、金銭面で余裕がなくなったり、就職先が決まらない焦燥感に駆られてしまったりするものです。

また、就職先が見つかったとしても、入社してみないと労働環境や人間関係はわからないため、前職よりも好条件かは判断できません。

さらに、退職時には、健康保険や年金などの手続きが必要となる点も念頭に置いておきましょう。

リスクを把握したうえで辞めれば、「こんなつもりではなかった」というような後悔をせずにすみます。

仕事を辞めるのはいけないことなのか

業務内容や待遇などに不満を感じて仕事を辞めようと思っていても、実際に辞める決断ができず、躊躇してしまう方も多いでしょう。

また、いま仕事を辞めてしまうと、周囲に迷惑をかけてしまうのではないかと責任感を強くもっている方もいるかもしれません。

しかし、近年では、新型コロナウイルス感染症の流行が後押しして、リモートワークやテレワークなどが推進されたり、副業が解禁されたりと、働き方や雇用形態に変化が生じています。

この変化で、従来よりも、離職や転職、独立など、多様な働き方が受け入れやすい環境が整いつつあります。

仕事を辞めることは、ネガティブに捉えられがちですが、働き方のひとつの選択肢であると理解しておきましょう。

>多様な働き方の種類とメリットに関する記事はこちら

仕事を辞めたいときにすぐにできる対処法

仕事を辞めたいと思っていても、退職に踏み切れないまま、思い悩んでしまう人は多いものです。

そのようなときは、仕事から頭を切り替えて、気持ちをリフレッシュしてみましょう。

仕事を辞めたいときに、すぐできる対処方法を紹介します。

仕事を忘れられることに取り組む

仕事について根詰めて考えてしまうと、仕事への焦りや不安、不満がより大きくなってしまいかねません。

このような状態に陥ってしまったときは、一旦仕事から離れて、気持ちを切り替えてみる行動がおすすめです。

たとえば、散歩やジョギングなどの軽めの運動や、ゲーム、カラオケ、ドライブなど、仕事を忘れられる物事に打ち込んでみましょう。

>オンオフを切り替えるコツとメリットに関する記事はこちら

思い切って休みをとる

仕事を辞めたいと感じているときは、思い切って休みをとるのもひとつの手段です。

しっかりと休息をとって、気持ちを切り替えてみると、仕事に対する考えやモチベーションにも変化が生まれる可能性があります。

有休を使う場合は、進捗が気になるプロジェクトがあっても、なるべく仕事から距離を置いて、徹底的に休むことがおすすめです。

また、心身ともに消耗してしまっている場合は、休職を視野に入れた休養も検討しましょう。

>【社労士監修】休職とは?に関する記事はこちら

仕事を辞めたいのは甘えじゃない

人間関係や労働環境など、仕事に対する日々の不満が募ってしまい、仕事を辞めるか悩む方は多いものです。

しかし、次のキャリアプランや就職先が決まっていない場合に、感情にまかせて退職してしまうと、後悔する判断になりかねません。

仕事を辞めたいと感じたら、まずは原因や辛さを感じる理由を洗い出し、働き方を見直してみましょう。

近年、リモートワークやテレワークなどの新しい働き方が推進され、多様な働き方が実現できるようになりましたが、一方で対面のコミュニケーションの機会が減り、円満な人間関係の構築に難しさを感じている方も多いでしょう。

ビジネスチャット「Chatwork」は、離れた場所で働く人と、円滑にスピーディにコミュニケーションをとりたい場合におすすめのツールです。

チャット形式によるコミュニケーションが可能なため、メールや電話、FAXなどの従来のビジネスコミュニケーションの手段と比べて、気軽にやりとりができるメリットがあります。

たとえば、ちょっとした確認をお願いしたい場合、メールだと、定型的なあいさつなど、煩わしいと感じる部分が多いでしょう。

「Chatwork」の場合、定型的なあいさつを省略できるため、本題に集中したコミュニケーションを実現できます。

また、テキストでのやりとりにくわえて、リアクション機能を活用したコミュニケーションができるため、テキストのみでは難しい、感情を交えたコミュニケーションが可能です。

リアクション機能.gif
※画像はフリープランにおけるリアクション機能のイメージです。有料プランを契約の場合は、リアクション機能で使える絵文字が49種類に増え、自分の思いや感情をより豊かに伝えることができます。

>Chatworkのリアクション機能に関する記事はこちら

相手の顔が見えずに、不安を感じている人も、円滑なやりとりができるようになるでしょう。

離れた場所にいても、円滑なコミュニケーションが実現できる「Chatwork」を、ぜひご活用ください。

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[※]出典:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/6-18c-r02-2-02.pdf


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仕事を辞めたい原因に関するQ&A

仕事を辞めたい原因とは?

仕事を辞めたい原因として、人間関係・業務時間・業務量や内容・給与などの待遇・社風や職場文化・評価制度・ハラスメント・モチベーションの低下、以上の8つが、原因としてよくあげられます。

仕事を辞めるべきか悩む原因は人それぞれですが、辞めたいと感じた原因がわかれば、対処方法を考えたり、踏みとどまるべきか判断する材料を発見できたりするでしょう。

仕事を辞めたいときにすべきことは?

仕事を辞めたいときにすべきことは、辞めたい理由を明確にし、なぜ不満がうまれるのかを考えて、やめるリスクも想定することが大切です。

仕事を辞めたい理由と辞めたときのリスクを考えてから、次の行動を選択すると、後悔のない決断が下せるようになるでしょう。

仕事を辞めたいときにすぐできる対処法は?

仕事を辞めたいと思ったときには、まずは仕事を忘れられる物事に取り組んだり、しっかり休息をとったりして仕事から頭を切り替えて、気持ちをリフレッシュする対処法がおすすめです。

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